ことば図鑑
言い換え・教養語・書くための表現を、意味と例文つきで。眺めて、気になった言葉に★をつけるだけ。
役不足
本人の力量に比べて、役目が軽すぎること。
TODAY今日の5語
日付ごとに棚から選ばれます。まだ使えていない言葉を優先し、拾った言葉があれば1語入ります。
- 人柄をほめる
つい言いがち:
やんちゃ活発・元気いっぱい
活発なお子さんですね
子どもや、相手の家族の話をするとき
- 誤用しやすい
役不足やくぶそく
本人の力量に比べて、役目が軽すぎること。
彼にこの仕事は役不足だ
「力不足」の意味で使うのは誤り。謙遜で「役不足ですが」と言うと逆の意味になる
- 気持ちを書く
胸が詰まる
悲しみや感動で、胸がいっぱいになって言葉が出ない。
手紙を読み終えて、胸が詰まった
「感動した」を言い換えたいとき
- 人柄をほめる
つい言いがち:
地味落ち着いている・上品
落ち着いた色合いで素敵ですね
服・持ち物・お店の雰囲気を話すとき
- 誤用しやすい
気が置けないきがおけない
遠慮しなくてよく、気楽につきあえる。
気が置けない友人と温泉へ行く
「油断できない」の意味ではない
57 WORDS大人の言い換え
つい口にする言葉を、角の立たない言い方に。
57語
- 人柄をほめる
つい言いがち:
やんちゃ活発・元気いっぱい
活発なお子さんですね
子どもや、相手の家族の話をするとき
- 人柄をほめる
つい言いがち:
地味落ち着いている・上品
落ち着いた色合いで素敵ですね
服・持ち物・お店の雰囲気を話すとき
- 人柄をほめる
つい言いがち:
優柔不断慎重
慎重に考える方なんですね
決めるのに時間がかかる人を語るとき
- 人柄をほめる
つい言いがち:
おせっかい面倒見がいい
本当に面倒見がいいですよね
職場やママ友の話をするとき
- 人柄をほめる
つい言いがち:
頑固芯がある・信念がある
芯のある方だなと思います
目上の人や、こだわりの強い人について
- 人柄をほめる
つい言いがち:
うるさいにぎやか・場を明るくする
〇〇さんがいると場が明るくなりますね
おしゃべりな人を紹介するとき
- 人柄をほめる
つい言いがち:
しつこい粘り強い
最後まで粘り強く交渉してくれました
あきらめない人を評価するとき
- 人柄をほめる
つい言いがち:
大ざっぱおおらか
おおらかな人なので一緒にいて楽です
細かいことを気にしない人について
- 人柄をほめる
つい言いがち:
細かい几帳面・丁寧
几帳面に記録をつけていて助かります
神経質に見える人をほめたいとき
- 人柄をほめる
つい言いがち:
空気が読めない自分の軸がある・マイペース
自分の軸がぶれない人ですね
周りに合わせない人を語るとき
- 人柄をほめる
つい言いがち:
気が弱い穏やか・優しい
穏やかな方なので、話しやすいですよ
おとなしい人を紹介するとき
- 人柄をほめる
つい言いがち:
八方美人人当たりがいい
人当たりがよくて、誰とでも打ち解けますね
誰にでもいい顔をする人について
- 人柄をほめる
つい言いがち:
生意気物おじしない
物おじしないところが頼もしいです
若い人の強気な態度を語るとき
- 人柄をほめる
つい言いがち:
飽きっぽい好奇心旺盛
好奇心旺盛で、いろいろ試すタイプです
次々に新しいことを始める人について
- 人柄をほめる
つい言いがち:
ずうずうしい行動力がある・物おじしない
思い立ったらすぐ動ける行動力がすごい
遠慮のない人を前向きに語るとき
- 見た目・物
つい言いがち:
古い趣がある・味わいがある
趣のある建物ですね
古い家・店・道具をほめるとき
- 見た目・物
つい言いがち:
狭いこぢんまりした・落ち着ける
こぢんまりして落ち着けるお店ですね
小さな部屋や店を訪ねたとき
- 見た目・物
つい言いがち:
派手華やか
華やかなお召し物ですね
目立つ服や飾りをほめるとき
- 見た目・物
つい言いがち:
安っぽい気軽に使える・手頃
気軽に使えるのがいいですね
値段の安い物に触れるとき
- 見た目・物
つい言いがち:
太った(男性)恰幅がいい
恰幅のいい方ですね
体格のいい男性を語るとき
- 見た目・物
つい言いがち:
変わってる個性的・独創的
個性的なデザインで目を引きます
見慣れない物や人を語るとき
- 見た目・物
つい言いがち:
ふつう定番・王道
定番だからこそ飽きがこないですね
ありふれた物をほめるとき
- 見た目・物
つい言いがち:
若作り若々しい
いつも若々しくていらっしゃいますね
年齢より若く見える人に
- 見た目・物
つい言いがち:
ごちゃごちゃにぎやか・品ぞろえが豊富
品ぞろえが豊富で見ていて楽しいです
物の多い店や部屋を語るとき
- クッション言葉
つい言いがち:
〇〇してくださいお手数ですが、〇〇していただけますか
お手数ですが、ご確認いただけますか
相手に手間をかけるお願いの前に
- クッション言葉
つい言いがち:
(いきなり質問)差し支えなければ
差し支えなければ、ご年齢を伺っても?
答えにくいことを聞くとき
- クッション言葉
つい言いがち:
ちょっといいですか恐れ入りますが
恐れ入りますが、少しお時間をいただけますか
話しかける・頼みごとの前に
- クッション言葉
つい言いがち:
残念だけどあいにく
あいにく、その日は満席でございます
相手の希望に沿えないとき
- クッション言葉
つい言いがち:
誘ってくれたけどせっかくですが
せっかくですが、今回は遠慮いたします
誘いや申し出を断るとき
- クッション言葉
つい言いがち:
名前は?失礼ですが、お名前を伺ってもよろしいですか
失礼ですが、お名前を伺ってもよろしいですか
初対面で名前を聞くとき
- クッション言葉
つい言いがち:
わかりません不勉強で恐縮ですが
不勉強で恐縮ですが、教えていただけますか
知らないことを素直に聞くとき
- クッション言葉
つい言いがち:
来てくださいご足労をおかけしますが
ご足労をおかけしますが、窓口までお越しください
相手にわざわざ来てもらうとき
- 職場・敬語
つい言いがち:
了解しました承知しました・かしこまりました
承知しました。本日中に対応いたします
上司・取引先への返事
- 職場・敬語
つい言いがち:
ご苦労さまですお疲れさまです
お疲れさまです。資料をお持ちしました
目上の人へのあいさつ
- 職場・敬語
つい言いがち:
なるほどですねおっしゃる通りです
おっしゃる通りです。その点は見落としていました
相づちを丁寧にしたいとき
- 職場・敬語
つい言いがち:
参考になりました大変勉強になりました
大変勉強になりました。ありがとうございます
目上の人に教わったあと
- 職場・敬語
つい言いがち:
どうしますかいかがなさいますか
お飲み物はいかがなさいますか
相手の意向を聞くとき
- 職場・敬語
つい言いがち:
行きます伺います・参ります
明日の10時に伺います
相手のところへ行くとき
- 職場・敬語
つい言いがち:
見ました拝見しました
資料を拝見しました
相手から受け取った物を見たとき
- 職場・敬語
つい言いがち:
伝えておきます申し伝えます
戻りましたら、〇〇に申し伝えます
伝言を預かるとき
- 職場・敬語
つい言いがち:
できませんいたしかねます
その件はお受けいたしかねます
丁寧に断るとき
- 職場・敬語
つい言いがち:
知ってます存じております
そのお話は存じております
知っていることを伝えるとき
- 職場・敬語
つい言いがち:
もらいました頂戴しました
ご連絡を頂戴しました
物や連絡を受け取ったとき
- 感謝・謝罪
つい言いがち:
ありがとう(恐れ多い)恐縮です
わざわざお越しいただき、恐縮です
身に余る親切を受けたとき
- 感謝・謝罪
つい言いがち:
すみません(謝る)申し訳ございません
ご迷惑をおかけし、申し訳ございません
正式に謝るとき
- 感謝・謝罪
つい言いがち:
遅れてごめんお待たせいたしました
お待たせいたしました
相手を待たせたとき
- 感謝・謝罪
つい言いがち:
助かりましたおかげさまで
おかげさまで、無事に終わりました
相手の協力に触れるとき
- 感謝・謝罪
つい言いがち:
気をつけます肝に銘じます
今回のことは肝に銘じます
注意を受けたとき
- 感謝・謝罪
つい言いがち:
うれしいです光栄です
お声がけいただき、光栄です
評価や依頼を受けたとき
- 感謝・謝罪
つい言いがち:
忙しいのにありがとうお忙しいところ恐れ入ります
お忙しいところ恐れ入ります
時間を割いてもらったとき
- 感謝・謝罪
つい言いがち:
親切にしてくれてお心遣いありがとうございます
温かいお心遣い、ありがとうございます
気配りを受けたとき
- 断る・頼む
つい言いがち:
無理です今回は見送らせてください
大変ありがたいお話ですが、今回は見送らせてください
依頼や提案を断るとき
- 断る・頼む
つい言いがち:
行けませんあいにく先約がありまして
あいにく先約がありまして、伺えません
誘いを断るとき
- 断る・頼む
つい言いがち:
手伝ってくださいお力添えいただけますか
この件、お力添えいただけますか
目上の人に協力を頼むとき
- 断る・頼む
つい言いがち:
教えてくださいご教示いただけますか
手順をご教示いただけますか
やり方・情報を教わりたいとき
- 断る・頼む
つい言いがち:
いらないですお気持ちだけいただきます
お気持ちだけ、ありがたくいただきます
贈り物やおごりを辞退するとき
- 断る・頼む
つい言いがち:
考えておきます持ち帰って検討いたします
一度持ち帰って検討いたします
その場で答えを出せないとき
この条件に合う言葉はありません。
68 WORDS教養語・熟語
本や社説で出会う言葉と、うっかり逆に使いやすい言葉。
68語
- 誤用しやすい
役不足やくぶそく
本人の力量に比べて、役目が軽すぎること。
彼にこの仕事は役不足だ
「力不足」の意味で使うのは誤り。謙遜で「役不足ですが」と言うと逆の意味になる
- 誤用しやすい
気が置けないきがおけない
遠慮しなくてよく、気楽につきあえる。
気が置けない友人と温泉へ行く
「油断できない」の意味ではない
- 誤用しやすい
姑息こそく
その場しのぎ。一時の間に合わせ。
姑息な手段では根本的な解決にならない
「卑怯」の意味は本来ない
- 誤用しやすい
煮詰まるにつまる
議論が出尽くして、結論が出る段階になる。
議論が煮詰まってきたので、そろそろ決めましょう
「行き詰まる」の意味で使われがちだが本来は逆
- 誤用しやすい
敷居が高いしきいがたかい
不義理や面目ないことがあって、その人の家へ行きにくい。
ご無沙汰しすぎて、恩師の家は敷居が高い
「高級で入りにくい」は新しい用法
- 誤用しやすい
情けは人のためならずなさけはひとのためならず
人に親切にすれば、巡り巡って自分に返ってくる。
情けは人のためならず、と思って引き受けた
「甘やかすと本人のためにならない」ではない
- 誤用しやすい
檄を飛ばすげきをとばす
自分の主張を広く知らせ、同意や決起を促す。
改革派が全国の支持者に檄を飛ばした
「叱咤激励する」の意味で使われがち
- 誤用しやすい
破天荒はてんこう
誰もしなかったことを初めて成し遂げること。
破天荒の快挙と報じられた
「豪快・型破り」は新しい用法
- 誤用しやすい
失笑しっしょう
こらえきれずに、思わず笑ってしまうこと。
あまりの言い間違いに、会場から失笑が漏れた
「あきれて笑いも出ない」ではない
- 誤用しやすい
憮然ぶぜん
失望や不満で、ぼんやり・がっかりしているさま。
結果を聞いて、彼は憮然とした表情を浮かべた
「腹を立てている」の意味ではない
- 誤用しやすい
割愛かつあい
惜しいと思いながら、省いたり手放したりすること。
時間の都合で、詳細は割愛します
どうでもいいから省く、には使わない
- 誤用しやすい
他山の石たざんのいし
他人のよくない言動も、自分を磨く助けになる。
他社の失敗を他山の石として、点検を見直した
目上の人のよい手本には使わない
- 誤用しやすい
流れに棹さすながれにさおさす
時流に乗って、勢いをさらに増す。
好景気の流れに棹さして事業を広げた
「流れに逆らう」の意味ではない
- 誤用しやすい
須らくすべからく
当然そうすべきである。多く「〜べし」と続く。
学生は須らく学ぶべし
「すべて」の意味ではない
- 誤用しやすい
小春日和こはるびより
晩秋から初冬の、春のように暖かく穏やかな日。
十一月の小春日和に、縁側で本を読む
春の陽気には使わない
- 誤用しやすい
御の字おんのじ
十分ありがたい。大いに満足できる。
この条件なら御の字だ
「一応納得できる」程度の意味ではない
- 誤用しやすい
さわりさわり
話や曲の、いちばんの聞かせどころ・要点。
時間がないので、さわりだけ聞かせて
「冒頭部分」の意味ではない
- 誤用しやすい
吝かでないやぶさかでない
〜する努力を惜しまない。喜んで〜する。
協力するのは吝かではありません
「仕方なくやる」の意味ではない
- 会話で効く
僭越ながらせんえつながら
立場を越えて出過ぎたことをしますが、とへりくだる言葉。
僭越ながら、乾杯の音頭をとらせていただきます
目上の人の前で話し始めるとき
- 会話で効く
ご放念くださいごほうねんください
どうぞ気にかけず、忘れてください。
先ほどのメールはご放念ください
送り間違い・取り消しの連絡で
- 会話で効く
忌憚のないきたんのない
遠慮のない。率直な。
忌憚のないご意見をお聞かせください
意見を求める場面の決まり文句
- 会話で効く
拝察はいさつ
推察することをへりくだって言う語。
ご多忙のことと拝察いたします
手紙・メールの書き出しに
- 会話で効く
一家言いっかげん
その人ならではの、筋の通った意見や主張。
コーヒーには一家言ある人だ
こだわりのある人を語るとき
- 会話で効く
造詣が深いぞうけいがふかい
ある分野について深い知識と理解がある。
茶道に造詣が深い方です
目上の人の知識をほめるとき
- 会話で効く
矜持きょうじ
自分の力を信じて持つ誇り。プライド。
職人としての矜持を感じる仕事だ
「プライド」より品のある言い方
- 会話で効く
機微きび
表には出にくい、微妙な心の動きや事情。
人の心の機微に通じた人だ
「人情の機微」の形でよく使う
- 会話で効く
寡聞にしてかぶんにして
見聞が狭いので、と自分を低めて言う語。
寡聞にして存じませんでした
知らなかったことを上品に言う
- 会話で効く
不躾ながらぶしつけながら
礼を欠くことを承知で、と断る語。
不躾ながら、ひとつ伺ってもよろしいですか
踏み込んだ質問の前に
- 会話で効く
鑑みるかんがみる
先例や手本に照らして考える。
これまでの経緯に鑑みて判断します
「〜を鑑みる」より「〜に鑑みる」が本来の形
- 会話で効く
腐心ふしん
あれこれと心を砕き、苦心すること。
関係修復に腐心した
「苦労した」を一段格上げしたいとき
- 会話で効く
逡巡しゅんじゅん
決心がつかず、ためらうこと。
しばらく逡巡したのち、引き受けた
迷いを品よく言う
- 本や社説の言葉
忖度そんたく
他人の気持ちをおしはかること。
相手の意向を忖度して言葉を選ぶ
本来はよい意味も悪い意味も持たない
- 本や社説の言葉
杞憂きゆう
心配しなくてよいことを心配すること。
心配は杞憂に終わった
「杞憂に終わる」の形で多い
- 本や社説の言葉
嚆矢こうし
物事のはじまり。最初。
この研究が、日本の気象学の嚆矢とされる
開戦の合図の鏑矢が語源
- 本や社説の言葉
蓋然性がいぜんせい
ある事柄が起こる確かさの度合い。
再発の蓋然性は高いと言わざるを得ない
「可能性」より確からしさに重きがある
- 本や社説の言葉
喫緊きっきん
差し迫っていて、とても大切なこと。
人手不足への対応は喫緊の課題だ
「喫緊の課題」の形が定番
- 本や社説の言葉
看過かんか
見ていながら、そのままにしておくこと。
この不正は看過できない
多くは否定形で使う
- 本や社説の言葉
齟齬そご
食い違い。かみ合わないこと。
双方の認識に齟齬が生じた
ビジネス文書でも頻出
- 本や社説の言葉
瑕疵かし
きず。欠点。法律では、本来あるべき品質を欠くこと。
手続きに瑕疵はなかったと主張した
法律・契約の文章で見かける
- 本や社説の言葉
敷衍ふえん
意味を押し広げ、詳しく説明すること。
先ほどの話を少し敷衍して説明します
講義・論説で使われる
- 本や社説の言葉
奏功そうこう
ねらいどおりの効果があらわれること。
早めの対策が奏功した
「功を奏する」と同じ意味
- 本や社説の言葉
跋扈ばっこ
悪いものが、のさばって勝手にふるまうこと。
偽情報が跋扈している
「跳梁跋扈」とも
- 本や社説の言葉
糊塗こと
一時しのぎに取りつくろって、ごまかすこと。
失敗を糊塗するような説明だった
批判の文脈で使う
- 本や社説の言葉
逼迫ひっぱく
余裕がなくなり、差し迫ること。
財政が逼迫している
医療・電力・財政の話題で頻出
- 本や社説の言葉
未曾有みぞう
これまでに一度もなかったこと。
未曾有の大災害となった
「みぞうゆう」は誤読
- 本や社説の言葉
乖離かいり
そむき離れること。かけ離れていること。
理想と現実が乖離している
数値や認識のずれに
- 本や社説の言葉
払拭ふっしょく
すっかり取り除くこと。
不信感を払拭するには時間がかかる
「懸念を払拭する」の形が多い
- 本や社説の言葉
端緒たんしょ
物事の始まり。いとぐち。
事件解決の端緒をつかむ
「たんちょ」とも読む
- 四字熟語
泰然自若たいぜんじじゃく
落ち着いていて、何があっても動じないさま。
騒ぎの中でも泰然自若としていた
人柄をほめるときに
- 四字熟語
面目躍如めんもくやくじょ
その人らしさや評価が、いきいきと表れるさま。
ベテランの面目躍如たる活躍だった
期待どおりの活躍をたたえる
- 四字熟語
捲土重来けんどちょうらい
一度敗れた者が、勢いを盛り返して再び挑むこと。
来年こそ捲土重来を期す
「けんどじゅうらい」とも読む
- 四字熟語
当意即妙とういそくみょう
その場に合った機転を、すばやくきかせること。
当意即妙な受け答えに場が和んだ
会話のうまさをほめるとき
- 四字熟語
虚心坦懐きょしんたんかい
わだかまりを捨て、素直な気持ちで臨むこと。
虚心坦懐に話し合いましょう
対立をほどく話し合いの前に
- 四字熟語
和顔愛語わげんあいご
穏やかな笑顔と、思いやりのある言葉で人に接すること。
和顔愛語を心がけて接客する
仏教由来の言葉
- 四字熟語
温故知新おんこちしん
昔のことを学び、そこから新しい考えを得ること。
温故知新の精神で古い資料を読み直す
『論語』の言葉
- 四字熟語
千載一遇せんざいいちぐう
千年に一度しかめぐり会えないほどの好機。
千載一遇のチャンスを逃した
「千歳」と書くのは誤り
- 四字熟語
毀誉褒貶きよほうへん
ほめたりけなしたりすること。世間の評判。
毀誉褒貶の激しい政治家だった
評価が割れる人に
- 四字熟語
換骨奪胎かんこつだったい
先人の作品の骨組みを生かし、新しいものを生み出すこと。
古典を換骨奪胎した現代劇
単なる焼き直しの意味ではない
- 四字熟語
不撓不屈ふとうふくつ
どんな困難にもくじけないこと。
不撓不屈の精神で再建に挑む
スピーチの決意表明で
- 慣用句
腑に落ちるふにおちる
納得がいく。
説明を聞いて、ようやく腑に落ちた
否定形「腑に落ちない」も多い
- 慣用句
溜飲が下がるりゅういんがさがる
胸のつかえが取れて、気分がすっきりする。
ようやく謝罪があり、溜飲が下がった
「溜飲を下げる」とも
- 慣用句
襟を正すえりをただす
気持ちを引き締め、まじめな態度になる。
襟を正して仕事に向き合う
反省や決意の場面で
- 慣用句
眉をひそめるまゆをひそめる
心配ごとや不快さで、顔をしかめる。
大声の電話に、周りの人が眉をひそめた
「眉をしかめる」とも
- 慣用句
舌を巻くしたをまく
あまりにすぐれていて、ひどく感心する。
あの子の記憶力には舌を巻いた
驚きを伴うほめ言葉
- 慣用句
枚挙にいとまがないまいきょにいとまがない
多すぎて、いちいち数えきれない。
同様の例は枚挙にいとまがない
数えきれないほど多いことを強調する。「枚挙に暇がない」と書く
- 慣用句
言わずもがないわずもがな
言わないほうがよい。また、言うまでもない。
彼の実力は言わずもがなだ
二つの意味があるので文脈で読む
- 慣用句
鳴かず飛ばずなかずとばず
長いあいだ、これといった活躍をしないこと。
デビュー後しばらくは鳴かず飛ばずだった
本来は「機会を待ってじっとしている」意
- 慣用句
一目置くいちもくおく
相手の力を認めて、一歩譲った態度をとる。
彼の判断力には誰もが一目置いている
囲碁が語源
この条件に合う言葉はありません。
48 WORDS書く用の表現
「うれしい」「困った」を、場面が見える言葉に。
48語
- 気持ちを書く
胸が詰まる
悲しみや感動で、胸がいっぱいになって言葉が出ない。
手紙を読み終えて、胸が詰まった
「感動した」を言い換えたいとき
- 気持ちを書く
胸をなでおろす
心配ごとが片づいて、ほっと安心する。
検査の結果を聞いて、胸をなでおろした
「安心した」を体の動きで見せる
- 気持ちを書く
目頭が熱くなる
感動して、涙が出そうになる。
子どもの寝顔を見て、目頭が熱くなった
泣いたとまでは書かずに伝える
- 気持ちを書く
釈然としない
疑いや不満が残って、すっきりしない。
説明は受けたが、どこか釈然としない
「もやもやする」を大人の語で
- 気持ちを書く
居たたまれない
その場にじっとしていられないほど、つらい・恥ずかしい。
叱られる同僚の横で、居たたまれなかった
気まずさを強く書きたいとき
- 気持ちを書く
後ろ髪を引かれる
未練が残って、思い切れない。
後ろ髪を引かれる思いで、実家をあとにした
別れ・手放す場面に
- 気持ちを書く
やるせない
気持ちのやり場がなく、せつない。
どうにもならないと分かっていても、やるせない
悲しいだけでは足りないとき
- 気持ちを書く
肩の荷が下りる
責任や負担から解放されて、楽になる。
引き継ぎを終えて、肩の荷が下りた
「ほっとした」の具体版
- 気持ちを書く
歯がゆい
思うようにならず、もどかしい。
手伝えない自分が歯がゆかった
見ているしかない場面に
- 気持ちを書く
心がほどける
張りつめていた気持ちがゆるむ。
温かいスープを飲んで、心がほどけた
緊張がとける瞬間を書く
- 気持ちを書く
身につまされる
人の不幸が、自分のことのように感じられる。
同じ年の母親の話に、身につまされた
共感を一段深く伝える
- 様子を書く
手持ち無沙汰
することがなく、間がもたないさま。
待合室で手持ち無沙汰にスマホを眺める
暇・退屈の場面に
- 様子を書く
所在なげ
することがなく、身の置きどころがない様子。
式場の隅で、所在なげに立っていた
居場所のない人物の描写に
- 様子を書く
足取りが重い
気が進まず、歩みがのろくなる。
面談の日の朝は、足取りが重かった
「行きたくない」を体で見せる
- 様子を書く
息を呑む
驚きや感動で、一瞬息を止める。
扉を開けた瞬間、思わず息を呑んだ
驚き・絶景の場面に
- 様子を書く
頬がゆるむ
うれしさで、自然と笑顔になる。
届いた写真を見て、頬がゆるんだ
「うれしい」を書かずに伝える
- 様子を書く
拍子抜けする
張り切っていたのに、手応えがなく気が抜ける。
身構えて行ったのに、拍子抜けするほどあっさり終わった
予想が外れた場面に
- 様子を書く
しんと静まり返る
物音ひとつなく、静かになる。
その一言で、会議室がしんと静まり返った
場の空気が変わる瞬間に
- 様子を書く
途方に暮れる
どうしてよいか分からず、困り果てる。
終電を逃し、駅前で途方に暮れた
「困った」を強く
- 様子を書く
目を細める
うれしそうに、またはまぶしそうに目を細くする。
祖母は孫の話に目を細めた
人物の表情描写に
- 様子を書く
固唾をのむ
どうなるかと、緊張して成り行きを見守る。
全員が固唾をのんで結果発表を待った
緊張の場面に
- 文をつなぐ
とはいえ
前の内容を認めつつ、反対のことを述べる。
便利になった。とはいえ、不安もある
「でも」が続くときの言い換え
- 文をつなぐ
ひるがえって
視点を変えて、別の面から考えると。
ひるがえって、自分の家庭はどうだろう
話を自分ごとへ引き寄せる
- 文をつなぐ
裏を返せば
反対の側から見れば。
時間がない。裏を返せば、迷う余地もない
見方を反転させたいとき
- 文をつなぐ
ともすれば
どうかすると。ややもすれば。
ともすれば、忙しさを言い訳にしてしまう
陥りがちな傾向を書く
- 文をつなぐ
奇しくも
不思議にも。偶然にも。
奇しくも、その日は母の誕生日だった
偶然の一致を印象づける
- 文をつなぐ
図らずも
思いがけず。意図しないで。
図らずも、代表に選ばれた
予期しなかった結果に
- 文をつなぐ
かといって
そうだからといって。
休みたい。かといって、何もしないのも落ち着かない
迷いを書くとき
- 文をつなぐ
何はともあれ
ほかのことはさておき。とにかく。
何はともあれ、無事でよかった
話を締めにかかるとき
- 文をつなぐ
言うなれば
たとえて言えば。言ってみれば。
言うなれば、家族の作戦会議だ
たとえを差し込む前に
- 文をつなぐ
さりとて
そうかといって。
やめたい。さりとて、代わりもいない
「かといって」の少し硬い形
- 締め・余韻
〜に尽きる
それ以外にない。それがすべてだ。
感謝の一言に尽きる
結論を言い切りたいとき
- 締め・余韻
〜てやまない
心から〜し続ける。
皆さんの健康を願ってやまない
願い・祈りを強く結ぶ
- 締め・余韻
〜と言っても過言ではない
そう言っても、大げさではない。
この一冊で人生が変わったと言っても過言ではない
強い主張を支える
- 締め・余韻
今にして思えば
後になって振り返ると。
今にして思えば、あれが転機だった
振り返りの文の頭に
- 締め・余韻
〜ずにはいられない
どうしても〜してしまう。
あの笑顔を思い出さずにはいられない
抑えられない気持ちを書く
- 締め・余韻
〜を禁じ得ない
〜の気持ちを抑えられない。
その対応には驚きを禁じ得ない
硬めの文章で感情を表す
- 締め・余韻
〜のではないか
断定を避けて、問いかけるように述べる。
大切なのは、続けることなのではないか
読み手に考えを委ねる
- たとえ
水を打ったように
大勢の人が、一斉に静まり返るさま。
会場は水を打ったように静まった
大人数の沈黙に
- たとえ
蜘蛛の子を散らすように
大勢がばらばらに逃げ去るさま。
チャイムが鳴ると、子どもたちは蜘蛛の子を散らすように帰った
一斉に散る場面に
- たとえ
手のひらを返したように
態度が急にがらりと変わるさま。
結果が出たとたん、手のひらを返したように褒め始めた
態度の急変に
- たとえ
雨後の筍のように
似たものが次々に現れるさま。
同じような店が雨後の筍のように増えた
流行りの乱立に
- たとえ
薄紙を剥ぐように
病気などが、少しずつ快方に向かうさま。
母の体調は薄紙を剥ぐように良くなった
ゆっくりした回復に
- たとえ
狐につままれたよう
わけが分からず、ぽかんとするさま。
狐につままれたような顔で立ち尽くした
不可解な出来事に
- たとえ
借りてきた猫のよう
普段と違って、ひどくおとなしいさま。
初めての場所で、息子は借りてきた猫のようだった
かしこまった子ども・人に
- たとえ
憑き物が落ちたよう
とらわれていたものから急に解放されたさま。
話し終えると、憑き物が落ちたような顔になった
吹っ切れた瞬間に
- たとえ
堰を切ったように
こらえていたものが、一気にあふれ出すさま。
堰を切ったように泣き出した
感情があふれる場面に
- たとえ
糸が切れたように
張りつめていたものが急に途切れるさま。
家に着くと、糸が切れたように眠り込んだ
緊張がとけて崩れる場面に
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0 WORDSわたしが拾った言葉
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