大人の語彙を、毎日すこしずつ

ことば図鑑

言い換え・教養語・書くための表現を、意味と例文つきで。眺めて、気になった言葉に★をつけるだけ。

今日のひとこと

役不足

本人の力量に比べて、役目が軽すぎること。

今日の5語

TODAY今日の5語

日付ごとに棚から選ばれます。まだ使えていない言葉を優先し、拾った言葉があれば1語入ります。

  • 人柄をほめる

    つい言いがち:やんちゃ

    活発・元気いっぱい

    活発なお子さんですね

    子どもや、相手の家族の話をするとき

  • 誤用しやすい

    役不足やくぶそく

    本人の力量に比べて、役目が軽すぎること。

    彼にこの仕事は役不足だ

    「力不足」の意味で使うのは誤り。謙遜で「役不足ですが」と言うと逆の意味になる

  • 気持ちを書く

    胸が詰まる

    悲しみや感動で、胸がいっぱいになって言葉が出ない。

    手紙を読み終えて、胸が詰まった

    「感動した」を言い換えたいとき

  • 人柄をほめる

    つい言いがち:地味

    落ち着いている・上品

    落ち着いた色合いで素敵ですね

    服・持ち物・お店の雰囲気を話すとき

  • 誤用しやすい

    気が置けないきがおけない

    遠慮しなくてよく、気楽につきあえる。

    気が置けない友人と温泉へ行く

    「油断できない」の意味ではない

57 WORDS大人の言い換え

つい口にする言葉を、角の立たない言い方に。

57語

  • 人柄をほめる

    つい言いがち:やんちゃ

    活発・元気いっぱい

    活発なお子さんですね

    子どもや、相手の家族の話をするとき

  • 人柄をほめる

    つい言いがち:地味

    落ち着いている・上品

    落ち着いた色合いで素敵ですね

    服・持ち物・お店の雰囲気を話すとき

  • 人柄をほめる

    つい言いがち:優柔不断

    慎重

    慎重に考える方なんですね

    決めるのに時間がかかる人を語るとき

  • 人柄をほめる

    つい言いがち:おせっかい

    面倒見がいい

    本当に面倒見がいいですよね

    職場やママ友の話をするとき

  • 人柄をほめる

    つい言いがち:頑固

    芯がある・信念がある

    芯のある方だなと思います

    目上の人や、こだわりの強い人について

  • 人柄をほめる

    つい言いがち:うるさい

    にぎやか・場を明るくする

    〇〇さんがいると場が明るくなりますね

    おしゃべりな人を紹介するとき

  • 人柄をほめる

    つい言いがち:しつこい

    粘り強い

    最後まで粘り強く交渉してくれました

    あきらめない人を評価するとき

  • 人柄をほめる

    つい言いがち:大ざっぱ

    おおらか

    おおらかな人なので一緒にいて楽です

    細かいことを気にしない人について

  • 人柄をほめる

    つい言いがち:細かい

    几帳面・丁寧

    几帳面に記録をつけていて助かります

    神経質に見える人をほめたいとき

  • 人柄をほめる

    つい言いがち:空気が読めない

    自分の軸がある・マイペース

    自分の軸がぶれない人ですね

    周りに合わせない人を語るとき

  • 人柄をほめる

    つい言いがち:気が弱い

    穏やか・優しい

    穏やかな方なので、話しやすいですよ

    おとなしい人を紹介するとき

  • 人柄をほめる

    つい言いがち:八方美人

    人当たりがいい

    人当たりがよくて、誰とでも打ち解けますね

    誰にでもいい顔をする人について

  • 人柄をほめる

    つい言いがち:生意気

    物おじしない

    物おじしないところが頼もしいです

    若い人の強気な態度を語るとき

  • 人柄をほめる

    つい言いがち:飽きっぽい

    好奇心旺盛

    好奇心旺盛で、いろいろ試すタイプです

    次々に新しいことを始める人について

  • 人柄をほめる

    つい言いがち:ずうずうしい

    行動力がある・物おじしない

    思い立ったらすぐ動ける行動力がすごい

    遠慮のない人を前向きに語るとき

  • 見た目・物

    つい言いがち:古い

    趣がある・味わいがある

    趣のある建物ですね

    古い家・店・道具をほめるとき

  • 見た目・物

    つい言いがち:狭い

    こぢんまりした・落ち着ける

    こぢんまりして落ち着けるお店ですね

    小さな部屋や店を訪ねたとき

  • 見た目・物

    つい言いがち:派手

    華やか

    華やかなお召し物ですね

    目立つ服や飾りをほめるとき

  • 見た目・物

    つい言いがち:安っぽい

    気軽に使える・手頃

    気軽に使えるのがいいですね

    値段の安い物に触れるとき

  • 見た目・物

    つい言いがち:太った(男性)

    恰幅がいい

    恰幅のいい方ですね

    体格のいい男性を語るとき

  • 見た目・物

    つい言いがち:変わってる

    個性的・独創的

    個性的なデザインで目を引きます

    見慣れない物や人を語るとき

  • 見た目・物

    つい言いがち:ふつう

    定番・王道

    定番だからこそ飽きがこないですね

    ありふれた物をほめるとき

  • 見た目・物

    つい言いがち:若作り

    若々しい

    いつも若々しくていらっしゃいますね

    年齢より若く見える人に

  • 見た目・物

    つい言いがち:ごちゃごちゃ

    にぎやか・品ぞろえが豊富

    品ぞろえが豊富で見ていて楽しいです

    物の多い店や部屋を語るとき

  • クッション言葉

    つい言いがち:〇〇してください

    お手数ですが、〇〇していただけますか

    お手数ですが、ご確認いただけますか

    相手に手間をかけるお願いの前に

  • クッション言葉

    つい言いがち:(いきなり質問)

    差し支えなければ

    差し支えなければ、ご年齢を伺っても?

    答えにくいことを聞くとき

  • クッション言葉

    つい言いがち:ちょっといいですか

    恐れ入りますが

    恐れ入りますが、少しお時間をいただけますか

    話しかける・頼みごとの前に

  • クッション言葉

    つい言いがち:残念だけど

    あいにく

    あいにく、その日は満席でございます

    相手の希望に沿えないとき

  • クッション言葉

    つい言いがち:誘ってくれたけど

    せっかくですが

    せっかくですが、今回は遠慮いたします

    誘いや申し出を断るとき

  • クッション言葉

    つい言いがち:名前は?

    失礼ですが、お名前を伺ってもよろしいですか

    失礼ですが、お名前を伺ってもよろしいですか

    初対面で名前を聞くとき

  • クッション言葉

    つい言いがち:わかりません

    不勉強で恐縮ですが

    不勉強で恐縮ですが、教えていただけますか

    知らないことを素直に聞くとき

  • クッション言葉

    つい言いがち:来てください

    ご足労をおかけしますが

    ご足労をおかけしますが、窓口までお越しください

    相手にわざわざ来てもらうとき

  • 職場・敬語

    つい言いがち:了解しました

    承知しました・かしこまりました

    承知しました。本日中に対応いたします

    上司・取引先への返事

  • 職場・敬語

    つい言いがち:ご苦労さまです

    お疲れさまです

    お疲れさまです。資料をお持ちしました

    目上の人へのあいさつ

  • 職場・敬語

    つい言いがち:なるほどですね

    おっしゃる通りです

    おっしゃる通りです。その点は見落としていました

    相づちを丁寧にしたいとき

  • 職場・敬語

    つい言いがち:参考になりました

    大変勉強になりました

    大変勉強になりました。ありがとうございます

    目上の人に教わったあと

  • 職場・敬語

    つい言いがち:どうしますか

    いかがなさいますか

    お飲み物はいかがなさいますか

    相手の意向を聞くとき

  • 職場・敬語

    つい言いがち:行きます

    伺います・参ります

    明日の10時に伺います

    相手のところへ行くとき

  • 職場・敬語

    つい言いがち:見ました

    拝見しました

    資料を拝見しました

    相手から受け取った物を見たとき

  • 職場・敬語

    つい言いがち:伝えておきます

    申し伝えます

    戻りましたら、〇〇に申し伝えます

    伝言を預かるとき

  • 職場・敬語

    つい言いがち:できません

    いたしかねます

    その件はお受けいたしかねます

    丁寧に断るとき

  • 職場・敬語

    つい言いがち:知ってます

    存じております

    そのお話は存じております

    知っていることを伝えるとき

  • 職場・敬語

    つい言いがち:もらいました

    頂戴しました

    ご連絡を頂戴しました

    物や連絡を受け取ったとき

  • 感謝・謝罪

    つい言いがち:ありがとう(恐れ多い)

    恐縮です

    わざわざお越しいただき、恐縮です

    身に余る親切を受けたとき

  • 感謝・謝罪

    つい言いがち:すみません(謝る)

    申し訳ございません

    ご迷惑をおかけし、申し訳ございません

    正式に謝るとき

  • 感謝・謝罪

    つい言いがち:遅れてごめん

    お待たせいたしました

    お待たせいたしました

    相手を待たせたとき

  • 感謝・謝罪

    つい言いがち:助かりました

    おかげさまで

    おかげさまで、無事に終わりました

    相手の協力に触れるとき

  • 感謝・謝罪

    つい言いがち:気をつけます

    肝に銘じます

    今回のことは肝に銘じます

    注意を受けたとき

  • 感謝・謝罪

    つい言いがち:うれしいです

    光栄です

    お声がけいただき、光栄です

    評価や依頼を受けたとき

  • 感謝・謝罪

    つい言いがち:忙しいのにありがとう

    お忙しいところ恐れ入ります

    お忙しいところ恐れ入ります

    時間を割いてもらったとき

  • 感謝・謝罪

    つい言いがち:親切にしてくれて

    お心遣いありがとうございます

    温かいお心遣い、ありがとうございます

    気配りを受けたとき

  • 断る・頼む

    つい言いがち:無理です

    今回は見送らせてください

    大変ありがたいお話ですが、今回は見送らせてください

    依頼や提案を断るとき

  • 断る・頼む

    つい言いがち:行けません

    あいにく先約がありまして

    あいにく先約がありまして、伺えません

    誘いを断るとき

  • 断る・頼む

    つい言いがち:手伝ってください

    お力添えいただけますか

    この件、お力添えいただけますか

    目上の人に協力を頼むとき

  • 断る・頼む

    つい言いがち:教えてください

    ご教示いただけますか

    手順をご教示いただけますか

    やり方・情報を教わりたいとき

  • 断る・頼む

    つい言いがち:いらないです

    お気持ちだけいただきます

    お気持ちだけ、ありがたくいただきます

    贈り物やおごりを辞退するとき

  • 断る・頼む

    つい言いがち:考えておきます

    持ち帰って検討いたします

    一度持ち帰って検討いたします

    その場で答えを出せないとき

68 WORDS教養語・熟語

本や社説で出会う言葉と、うっかり逆に使いやすい言葉。

68語

  • 誤用しやすい

    役不足やくぶそく

    本人の力量に比べて、役目が軽すぎること。

    彼にこの仕事は役不足だ

    「力不足」の意味で使うのは誤り。謙遜で「役不足ですが」と言うと逆の意味になる

  • 誤用しやすい

    気が置けないきがおけない

    遠慮しなくてよく、気楽につきあえる。

    気が置けない友人と温泉へ行く

    「油断できない」の意味ではない

  • 誤用しやすい

    姑息こそく

    その場しのぎ。一時の間に合わせ。

    姑息な手段では根本的な解決にならない

    「卑怯」の意味は本来ない

  • 誤用しやすい

    煮詰まるにつまる

    議論が出尽くして、結論が出る段階になる。

    議論が煮詰まってきたので、そろそろ決めましょう

    「行き詰まる」の意味で使われがちだが本来は逆

  • 誤用しやすい

    敷居が高いしきいがたかい

    不義理や面目ないことがあって、その人の家へ行きにくい。

    ご無沙汰しすぎて、恩師の家は敷居が高い

    「高級で入りにくい」は新しい用法

  • 誤用しやすい

    情けは人のためならずなさけはひとのためならず

    人に親切にすれば、巡り巡って自分に返ってくる。

    情けは人のためならず、と思って引き受けた

    「甘やかすと本人のためにならない」ではない

  • 誤用しやすい

    檄を飛ばすげきをとばす

    自分の主張を広く知らせ、同意や決起を促す。

    改革派が全国の支持者に檄を飛ばした

    「叱咤激励する」の意味で使われがち

  • 誤用しやすい

    破天荒はてんこう

    誰もしなかったことを初めて成し遂げること。

    破天荒の快挙と報じられた

    「豪快・型破り」は新しい用法

  • 誤用しやすい

    失笑しっしょう

    こらえきれずに、思わず笑ってしまうこと。

    あまりの言い間違いに、会場から失笑が漏れた

    「あきれて笑いも出ない」ではない

  • 誤用しやすい

    憮然ぶぜん

    失望や不満で、ぼんやり・がっかりしているさま。

    結果を聞いて、彼は憮然とした表情を浮かべた

    「腹を立てている」の意味ではない

  • 誤用しやすい

    割愛かつあい

    惜しいと思いながら、省いたり手放したりすること。

    時間の都合で、詳細は割愛します

    どうでもいいから省く、には使わない

  • 誤用しやすい

    他山の石たざんのいし

    他人のよくない言動も、自分を磨く助けになる。

    他社の失敗を他山の石として、点検を見直した

    目上の人のよい手本には使わない

  • 誤用しやすい

    流れに棹さすながれにさおさす

    時流に乗って、勢いをさらに増す。

    好景気の流れに棹さして事業を広げた

    「流れに逆らう」の意味ではない

  • 誤用しやすい

    須らくすべからく

    当然そうすべきである。多く「〜べし」と続く。

    学生は須らく学ぶべし

    「すべて」の意味ではない

  • 誤用しやすい

    小春日和こはるびより

    晩秋から初冬の、春のように暖かく穏やかな日。

    十一月の小春日和に、縁側で本を読む

    春の陽気には使わない

  • 誤用しやすい

    御の字おんのじ

    十分ありがたい。大いに満足できる。

    この条件なら御の字だ

    「一応納得できる」程度の意味ではない

  • 誤用しやすい

    さわりさわり

    話や曲の、いちばんの聞かせどころ・要点。

    時間がないので、さわりだけ聞かせて

    「冒頭部分」の意味ではない

  • 誤用しやすい

    吝かでないやぶさかでない

    〜する努力を惜しまない。喜んで〜する。

    協力するのは吝かではありません

    「仕方なくやる」の意味ではない

  • 会話で効く

    僭越ながらせんえつながら

    立場を越えて出過ぎたことをしますが、とへりくだる言葉。

    僭越ながら、乾杯の音頭をとらせていただきます

    目上の人の前で話し始めるとき

  • 会話で効く

    ご放念くださいごほうねんください

    どうぞ気にかけず、忘れてください。

    先ほどのメールはご放念ください

    送り間違い・取り消しの連絡で

  • 会話で効く

    忌憚のないきたんのない

    遠慮のない。率直な。

    忌憚のないご意見をお聞かせください

    意見を求める場面の決まり文句

  • 会話で効く

    拝察はいさつ

    推察することをへりくだって言う語。

    ご多忙のことと拝察いたします

    手紙・メールの書き出しに

  • 会話で効く

    一家言いっかげん

    その人ならではの、筋の通った意見や主張。

    コーヒーには一家言ある人だ

    こだわりのある人を語るとき

  • 会話で効く

    造詣が深いぞうけいがふかい

    ある分野について深い知識と理解がある。

    茶道に造詣が深い方です

    目上の人の知識をほめるとき

  • 会話で効く

    矜持きょうじ

    自分の力を信じて持つ誇り。プライド。

    職人としての矜持を感じる仕事だ

    「プライド」より品のある言い方

  • 会話で効く

    機微きび

    表には出にくい、微妙な心の動きや事情。

    人の心の機微に通じた人だ

    「人情の機微」の形でよく使う

  • 会話で効く

    寡聞にしてかぶんにして

    見聞が狭いので、と自分を低めて言う語。

    寡聞にして存じませんでした

    知らなかったことを上品に言う

  • 会話で効く

    不躾ながらぶしつけながら

    礼を欠くことを承知で、と断る語。

    不躾ながら、ひとつ伺ってもよろしいですか

    踏み込んだ質問の前に

  • 会話で効く

    鑑みるかんがみる

    先例や手本に照らして考える。

    これまでの経緯に鑑みて判断します

    「〜を鑑みる」より「〜に鑑みる」が本来の形

  • 会話で効く

    腐心ふしん

    あれこれと心を砕き、苦心すること。

    関係修復に腐心した

    「苦労した」を一段格上げしたいとき

  • 会話で効く

    逡巡しゅんじゅん

    決心がつかず、ためらうこと。

    しばらく逡巡したのち、引き受けた

    迷いを品よく言う

  • 本や社説の言葉

    忖度そんたく

    他人の気持ちをおしはかること。

    相手の意向を忖度して言葉を選ぶ

    本来はよい意味も悪い意味も持たない

  • 本や社説の言葉

    杞憂きゆう

    心配しなくてよいことを心配すること。

    心配は杞憂に終わった

    「杞憂に終わる」の形で多い

  • 本や社説の言葉

    嚆矢こうし

    物事のはじまり。最初。

    この研究が、日本の気象学の嚆矢とされる

    開戦の合図の鏑矢が語源

  • 本や社説の言葉

    蓋然性がいぜんせい

    ある事柄が起こる確かさの度合い。

    再発の蓋然性は高いと言わざるを得ない

    「可能性」より確からしさに重きがある

  • 本や社説の言葉

    喫緊きっきん

    差し迫っていて、とても大切なこと。

    人手不足への対応は喫緊の課題だ

    「喫緊の課題」の形が定番

  • 本や社説の言葉

    看過かんか

    見ていながら、そのままにしておくこと。

    この不正は看過できない

    多くは否定形で使う

  • 本や社説の言葉

    齟齬そご

    食い違い。かみ合わないこと。

    双方の認識に齟齬が生じた

    ビジネス文書でも頻出

  • 本や社説の言葉

    瑕疵かし

    きず。欠点。法律では、本来あるべき品質を欠くこと。

    手続きに瑕疵はなかったと主張した

    法律・契約の文章で見かける

  • 本や社説の言葉

    敷衍ふえん

    意味を押し広げ、詳しく説明すること。

    先ほどの話を少し敷衍して説明します

    講義・論説で使われる

  • 本や社説の言葉

    奏功そうこう

    ねらいどおりの効果があらわれること。

    早めの対策が奏功した

    「功を奏する」と同じ意味

  • 本や社説の言葉

    跋扈ばっこ

    悪いものが、のさばって勝手にふるまうこと。

    偽情報が跋扈している

    「跳梁跋扈」とも

  • 本や社説の言葉

    糊塗こと

    一時しのぎに取りつくろって、ごまかすこと。

    失敗を糊塗するような説明だった

    批判の文脈で使う

  • 本や社説の言葉

    逼迫ひっぱく

    余裕がなくなり、差し迫ること。

    財政が逼迫している

    医療・電力・財政の話題で頻出

  • 本や社説の言葉

    未曾有みぞう

    これまでに一度もなかったこと。

    未曾有の大災害となった

    「みぞうゆう」は誤読

  • 本や社説の言葉

    乖離かいり

    そむき離れること。かけ離れていること。

    理想と現実が乖離している

    数値や認識のずれに

  • 本や社説の言葉

    払拭ふっしょく

    すっかり取り除くこと。

    不信感を払拭するには時間がかかる

    「懸念を払拭する」の形が多い

  • 本や社説の言葉

    端緒たんしょ

    物事の始まり。いとぐち。

    事件解決の端緒をつかむ

    「たんちょ」とも読む

  • 四字熟語

    泰然自若たいぜんじじゃく

    落ち着いていて、何があっても動じないさま。

    騒ぎの中でも泰然自若としていた

    人柄をほめるときに

  • 四字熟語

    面目躍如めんもくやくじょ

    その人らしさや評価が、いきいきと表れるさま。

    ベテランの面目躍如たる活躍だった

    期待どおりの活躍をたたえる

  • 四字熟語

    捲土重来けんどちょうらい

    一度敗れた者が、勢いを盛り返して再び挑むこと。

    来年こそ捲土重来を期す

    「けんどじゅうらい」とも読む

  • 四字熟語

    当意即妙とういそくみょう

    その場に合った機転を、すばやくきかせること。

    当意即妙な受け答えに場が和んだ

    会話のうまさをほめるとき

  • 四字熟語

    虚心坦懐きょしんたんかい

    わだかまりを捨て、素直な気持ちで臨むこと。

    虚心坦懐に話し合いましょう

    対立をほどく話し合いの前に

  • 四字熟語

    和顔愛語わげんあいご

    穏やかな笑顔と、思いやりのある言葉で人に接すること。

    和顔愛語を心がけて接客する

    仏教由来の言葉

  • 四字熟語

    温故知新おんこちしん

    昔のことを学び、そこから新しい考えを得ること。

    温故知新の精神で古い資料を読み直す

    『論語』の言葉

  • 四字熟語

    千載一遇せんざいいちぐう

    千年に一度しかめぐり会えないほどの好機。

    千載一遇のチャンスを逃した

    「千歳」と書くのは誤り

  • 四字熟語

    毀誉褒貶きよほうへん

    ほめたりけなしたりすること。世間の評判。

    毀誉褒貶の激しい政治家だった

    評価が割れる人に

  • 四字熟語

    換骨奪胎かんこつだったい

    先人の作品の骨組みを生かし、新しいものを生み出すこと。

    古典を換骨奪胎した現代劇

    単なる焼き直しの意味ではない

  • 四字熟語

    不撓不屈ふとうふくつ

    どんな困難にもくじけないこと。

    不撓不屈の精神で再建に挑む

    スピーチの決意表明で

  • 慣用句

    腑に落ちるふにおちる

    納得がいく。

    説明を聞いて、ようやく腑に落ちた

    否定形「腑に落ちない」も多い

  • 慣用句

    溜飲が下がるりゅういんがさがる

    胸のつかえが取れて、気分がすっきりする。

    ようやく謝罪があり、溜飲が下がった

    「溜飲を下げる」とも

  • 慣用句

    襟を正すえりをただす

    気持ちを引き締め、まじめな態度になる。

    襟を正して仕事に向き合う

    反省や決意の場面で

  • 慣用句

    眉をひそめるまゆをひそめる

    心配ごとや不快さで、顔をしかめる。

    大声の電話に、周りの人が眉をひそめた

    「眉をしかめる」とも

  • 慣用句

    舌を巻くしたをまく

    あまりにすぐれていて、ひどく感心する。

    あの子の記憶力には舌を巻いた

    驚きを伴うほめ言葉

  • 慣用句

    枚挙にいとまがないまいきょにいとまがない

    多すぎて、いちいち数えきれない。

    同様の例は枚挙にいとまがない

    数えきれないほど多いことを強調する。「枚挙に暇がない」と書く

  • 慣用句

    言わずもがないわずもがな

    言わないほうがよい。また、言うまでもない。

    彼の実力は言わずもがなだ

    二つの意味があるので文脈で読む

  • 慣用句

    鳴かず飛ばずなかずとばず

    長いあいだ、これといった活躍をしないこと。

    デビュー後しばらくは鳴かず飛ばずだった

    本来は「機会を待ってじっとしている」意

  • 慣用句

    一目置くいちもくおく

    相手の力を認めて、一歩譲った態度をとる。

    彼の判断力には誰もが一目置いている

    囲碁が語源

48 WORDS書く用の表現

「うれしい」「困った」を、場面が見える言葉に。

48語

  • 気持ちを書く

    胸が詰まる

    悲しみや感動で、胸がいっぱいになって言葉が出ない。

    手紙を読み終えて、胸が詰まった

    「感動した」を言い換えたいとき

  • 気持ちを書く

    胸をなでおろす

    心配ごとが片づいて、ほっと安心する。

    検査の結果を聞いて、胸をなでおろした

    「安心した」を体の動きで見せる

  • 気持ちを書く

    目頭が熱くなる

    感動して、涙が出そうになる。

    子どもの寝顔を見て、目頭が熱くなった

    泣いたとまでは書かずに伝える

  • 気持ちを書く

    釈然としない

    疑いや不満が残って、すっきりしない。

    説明は受けたが、どこか釈然としない

    「もやもやする」を大人の語で

  • 気持ちを書く

    居たたまれない

    その場にじっとしていられないほど、つらい・恥ずかしい。

    叱られる同僚の横で、居たたまれなかった

    気まずさを強く書きたいとき

  • 気持ちを書く

    後ろ髪を引かれる

    未練が残って、思い切れない。

    後ろ髪を引かれる思いで、実家をあとにした

    別れ・手放す場面に

  • 気持ちを書く

    やるせない

    気持ちのやり場がなく、せつない。

    どうにもならないと分かっていても、やるせない

    悲しいだけでは足りないとき

  • 気持ちを書く

    肩の荷が下りる

    責任や負担から解放されて、楽になる。

    引き継ぎを終えて、肩の荷が下りた

    「ほっとした」の具体版

  • 気持ちを書く

    歯がゆい

    思うようにならず、もどかしい。

    手伝えない自分が歯がゆかった

    見ているしかない場面に

  • 気持ちを書く

    心がほどける

    張りつめていた気持ちがゆるむ。

    温かいスープを飲んで、心がほどけた

    緊張がとける瞬間を書く

  • 気持ちを書く

    身につまされる

    人の不幸が、自分のことのように感じられる。

    同じ年の母親の話に、身につまされた

    共感を一段深く伝える

  • 様子を書く

    手持ち無沙汰

    することがなく、間がもたないさま。

    待合室で手持ち無沙汰にスマホを眺める

    暇・退屈の場面に

  • 様子を書く

    所在なげ

    することがなく、身の置きどころがない様子。

    式場の隅で、所在なげに立っていた

    居場所のない人物の描写に

  • 様子を書く

    足取りが重い

    気が進まず、歩みがのろくなる。

    面談の日の朝は、足取りが重かった

    「行きたくない」を体で見せる

  • 様子を書く

    息を呑む

    驚きや感動で、一瞬息を止める。

    扉を開けた瞬間、思わず息を呑んだ

    驚き・絶景の場面に

  • 様子を書く

    頬がゆるむ

    うれしさで、自然と笑顔になる。

    届いた写真を見て、頬がゆるんだ

    「うれしい」を書かずに伝える

  • 様子を書く

    拍子抜けする

    張り切っていたのに、手応えがなく気が抜ける。

    身構えて行ったのに、拍子抜けするほどあっさり終わった

    予想が外れた場面に

  • 様子を書く

    しんと静まり返る

    物音ひとつなく、静かになる。

    その一言で、会議室がしんと静まり返った

    場の空気が変わる瞬間に

  • 様子を書く

    途方に暮れる

    どうしてよいか分からず、困り果てる。

    終電を逃し、駅前で途方に暮れた

    「困った」を強く

  • 様子を書く

    目を細める

    うれしそうに、またはまぶしそうに目を細くする。

    祖母は孫の話に目を細めた

    人物の表情描写に

  • 様子を書く

    固唾をのむ

    どうなるかと、緊張して成り行きを見守る。

    全員が固唾をのんで結果発表を待った

    緊張の場面に

  • 文をつなぐ

    とはいえ

    前の内容を認めつつ、反対のことを述べる。

    便利になった。とはいえ、不安もある

    「でも」が続くときの言い換え

  • 文をつなぐ

    ひるがえって

    視点を変えて、別の面から考えると。

    ひるがえって、自分の家庭はどうだろう

    話を自分ごとへ引き寄せる

  • 文をつなぐ

    裏を返せば

    反対の側から見れば。

    時間がない。裏を返せば、迷う余地もない

    見方を反転させたいとき

  • 文をつなぐ

    ともすれば

    どうかすると。ややもすれば。

    ともすれば、忙しさを言い訳にしてしまう

    陥りがちな傾向を書く

  • 文をつなぐ

    奇しくも

    不思議にも。偶然にも。

    奇しくも、その日は母の誕生日だった

    偶然の一致を印象づける

  • 文をつなぐ

    図らずも

    思いがけず。意図しないで。

    図らずも、代表に選ばれた

    予期しなかった結果に

  • 文をつなぐ

    かといって

    そうだからといって。

    休みたい。かといって、何もしないのも落ち着かない

    迷いを書くとき

  • 文をつなぐ

    何はともあれ

    ほかのことはさておき。とにかく。

    何はともあれ、無事でよかった

    話を締めにかかるとき

  • 文をつなぐ

    言うなれば

    たとえて言えば。言ってみれば。

    言うなれば、家族の作戦会議だ

    たとえを差し込む前に

  • 文をつなぐ

    さりとて

    そうかといって。

    やめたい。さりとて、代わりもいない

    「かといって」の少し硬い形

  • 締め・余韻

    〜に尽きる

    それ以外にない。それがすべてだ。

    感謝の一言に尽きる

    結論を言い切りたいとき

  • 締め・余韻

    〜てやまない

    心から〜し続ける。

    皆さんの健康を願ってやまない

    願い・祈りを強く結ぶ

  • 締め・余韻

    〜と言っても過言ではない

    そう言っても、大げさではない。

    この一冊で人生が変わったと言っても過言ではない

    強い主張を支える

  • 締め・余韻

    今にして思えば

    後になって振り返ると。

    今にして思えば、あれが転機だった

    振り返りの文の頭に

  • 締め・余韻

    〜ずにはいられない

    どうしても〜してしまう。

    あの笑顔を思い出さずにはいられない

    抑えられない気持ちを書く

  • 締め・余韻

    〜を禁じ得ない

    〜の気持ちを抑えられない。

    その対応には驚きを禁じ得ない

    硬めの文章で感情を表す

  • 締め・余韻

    〜のではないか

    断定を避けて、問いかけるように述べる。

    大切なのは、続けることなのではないか

    読み手に考えを委ねる

  • たとえ

    水を打ったように

    大勢の人が、一斉に静まり返るさま。

    会場は水を打ったように静まった

    大人数の沈黙に

  • たとえ

    蜘蛛の子を散らすように

    大勢がばらばらに逃げ去るさま。

    チャイムが鳴ると、子どもたちは蜘蛛の子を散らすように帰った

    一斉に散る場面に

  • たとえ

    手のひらを返したように

    態度が急にがらりと変わるさま。

    結果が出たとたん、手のひらを返したように褒め始めた

    態度の急変に

  • たとえ

    雨後の筍のように

    似たものが次々に現れるさま。

    同じような店が雨後の筍のように増えた

    流行りの乱立に

  • たとえ

    薄紙を剥ぐように

    病気などが、少しずつ快方に向かうさま。

    母の体調は薄紙を剥ぐように良くなった

    ゆっくりした回復に

  • たとえ

    狐につままれたよう

    わけが分からず、ぽかんとするさま。

    狐につままれたような顔で立ち尽くした

    不可解な出来事に

  • たとえ

    借りてきた猫のよう

    普段と違って、ひどくおとなしいさま。

    初めての場所で、息子は借りてきた猫のようだった

    かしこまった子ども・人に

  • たとえ

    憑き物が落ちたよう

    とらわれていたものから急に解放されたさま。

    話し終えると、憑き物が落ちたような顔になった

    吹っ切れた瞬間に

  • たとえ

    堰を切ったように

    こらえていたものが、一気にあふれ出すさま。

    堰を切ったように泣き出した

    感情があふれる場面に

  • たとえ

    糸が切れたように

    張りつめていたものが急に途切れるさま。

    家に着くと、糸が切れたように眠り込んだ

    緊張がとけて崩れる場面に

0 WORDSわたしが拾った言葉

本・社説・会話で自分で出会った言葉。いちばん残る棚。

0語

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